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桜のお花見

お花見は、奈良時代の貴族が始めた行事と言われており、当初は中国から伝来した梅の花を観賞するものだったようです。

平安時代に入り、お花見の花が梅から桜へと移り変わっていきました。桜の花でのお花見の起源は、「日本後紀」によると、812年に嵯峨天皇が桜を気に入って、天皇のための庭園である神泉苑で「花宴の節」を催されたと記され、桜のお花見の記録としては一番最初とされています。

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今では日本人が楽しみにしている春の訪れを喜び祝う風習になりました。

桜を見るだけで、気持ちがパッと明るくなりますね。

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桜のあの上品な香りの正体は、クマリンと呼ばれる物質です。この物質にはたくさんの効能があり、抗菌作用、リラックス効果をはじめとして、鎮静作用、血圧低下作用、咳止め作用、二日酔い防止作用などが期待できます。

二日酔い防止作用があるということは、桜の下というのは、お酒を飲みながら宴会をするのにまさにぴったりだということですね。

しかし、残念ながらこの物質、通常の花や葉からはあまり嗅ぐことができないもの。その代わり、桜餅などからはその香りを存分に楽しむことができます。

一度でもお花見をしたことがあると、「気持ちが良い」ということが分かっています。すると、いざお花見をしようと思うと「今年もお花見、楽しみだなあ」などと期待や希望を抱きます。このようにお花見を楽しみに思うだけで、「ナチュラルキラー細胞」という免疫細胞が増えてくれるようです。この細胞には、免疫機能を高める効果があり、体が病気にかかりにくくなります。

ちなみにこのナチュラルキラー細胞、笑うことによっても増加することが分かっています。なので、お花見をしながら友人と談笑すれば、いっそう免疫機能の向上につながります。

桜は、視覚的に大いに私たちを楽しませてくれますが、その楽しさを上回る様々な良い効果があります!!